幕末最大の悲劇 353人斬首
水戸天狗党の末路

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講座の概要

幕末、水戸天狗党は、尊皇攘夷を朝廷に訴えようと京を目指しましたが、幕府による討伐軍に越前で投降。厳しい処分を受けました。その動向を「中津川市付知町田口家文書」をもとに田中豊先生がお話します。

講座詳細

講師 : 元一宮市立北方中学校校長 田中 豊先生 
日時 : 9月12日(土)午後2時から3時30分まで
場所 : 一宮市民活動支援センター内会議室
(一宮市栄3−1−2 i-ビル3階)
会費 : 500円(当日受付にてお支払ください)

幕末、攘夷派と開国派の対立が激しくなる中、水戸藩重鎮 武田耕雲斎を総大将とした900名余りの水戸天狗党は、尊皇攘夷を朝廷に訴えようと、京都を目指しました。中山道を通り、鵜沼宿から先は北へと進路をとり、雪の蠅帽子峠(岐阜県本巣市・福井県大野市)を越えて越前へ。しかし、討伐軍に囲まれ越前で投降。その後、幕府により353名が斬首されるという、かつてない厳しい処分を受けました。

 田中豊編「中津川市付知町 田口家文書 水戸天狗党連行記」は、この天狗党の動向を内側から見た記録です。上古井村(現美濃加茂市)の2人の百姓が近江の多賀大社参詣の帰路、新加納宿(現各務原市)で天狗党に連行され、天狗党とともに敦賀のニシン蔵に幽閉。取り調べの結果無罪放免となり帰宅。その後、太田代官所に届け出た時の取り調べ調書です。これらの貴重な資料を24頁のテキストにして、田中豊先生がお話をします。