◆日時 : 2025年1月19日(日)午前10時~11時30分
◆講師 : 一宮市博物館学芸員 宮川充史さん
◆場所 : 一宮駅 i-ビル3階 市民活動支援センター
(一宮市栄3−1−2 )
◆会費 : 500円(当日受付にてお支払ください)
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一宮市の浅井町に入り浅井公園の辺にくると、道路沿いに、立派ななまこ壁の門構えの建物が目に付くと思います。敷地内には堂々とした唐破風の建物も見えます。
そこは江戸時代に、打ち身、捻挫、肩こり、切り傷などに効く膏薬「浅井万金膏」を製造・販売した接骨医森林平の家で、現在は浅井森医院として開業しています。
森家は代々相撲好きで、治療に訪れた力士に対し、全快するまで無料で世話をするなどしていたこともあり、「浅井万金膏」は「相撲膏」ともよばれて、全国に知られていました。
しかし黒くてべっとりした膏薬は、やがて大手医薬品メーカーが販売する湿布薬に押され、平成9年で製造をやめます。それまでは浅井の町では農閑期に地域の人が膏薬作りを手伝っていたそうです。
今回は、浅井町の森家と万金膏をめぐるお話を、一宮市博物館に保存された資料なども見せながら、学芸員の宮川充史さんにしていただきます。
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