「吉田松陰の遺書『留魂録(りゅうこんろく)』について

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講座の概要

安政の大獄で捕まった吉田松陰が、処刑の前日に、獄中で松下村塾の門弟に後事をたくすべく書き上げた遺書文学の傑作『留魂録』について田中先生がお話します。

講座詳細

講師 : 元一宮市立北方中学校校長   田中 豊先生
日時 : 1月10日(土) 午前10時30分から12時まで
場所 : 一宮市民活動支援センター内会議室
       (一宮市栄3−1−2 i-ビル3階)
会費 : 500円 

来年2015年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」は、幕末長州藩の思想家 吉田松陰の末妹「文(ふみ)」がヒロイン。
それにちなみ、今回の歴史講座は、吉田松陰の遺書「留魂録」や、家族へ宛てた「永訣書」について田中豊先生がお話をされます。

「留魂録」は、安政の大獄で捕まった吉田松陰が、1859年(安政6年)、処刑の前日に、獄中で松下村塾の門弟に後事をたくすべく書き上げた遺書です。死に直面した人間が悟り得た死生観を書き記した、格調高い遺書文学の傑作といわれています。
冒頭の「身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂」
両親への「親思ふ心にまさる親心今日のおとづれ何ときくらん」
という二つの句は有名です。
この「留魂録」は、高杉晋作や久坂玄瑞ら松下村塾門下生の間でまわし読みされ、松陰の遺志を継ぐ同志達の討幕への原動力となったのでした。